新潟市北区にある老舗割烹大倉屋様の監修による、鯛、鮭、河豚、帆立4種類の高級即席ぞうすいシリーズです。
大倉屋様のアドバイスのもと、魚の出汁・旨味を引き出すため、製造工程や製法※を改良。メインとなる魚介の「焼き」を追求しました。
※創業以来の米粉製技術を応用し自社開発した製法と併せ、製造を丁寧に焼き上げると同時に、旨味や栄養を閉じ込めて高アルファ化とロングキープを実現。フリーズドライとは異なるまつやのオリジナル製法です。

魚に「焼き」を入れることで、生臭さが取り除かれると同時に香ばしさが加わり、魚の旨味がさらに引き立つようになります。このぞうすいシリーズは、製造工程も工夫されていて、魚の出汁が存分に感じられる、まろやかで素朴な味わいに仕上がったと思います。

「災害時はもちろん、いつでも、どんな時でも、様々なシーンで老若男女問わず食べられるものに。そのためには、素材感を出し、味全体をマイルドに仕上げよう」
2011年の東北大震災。お店の近くの公民館でも、遠く福島などから来た方々が避難生活を余儀なくされていた。この時、大倉さんは仕出し弁当を提供されていた。普段とかけ離れた生活を強いられている皆さんの食事ということも考え、あまり油を使わず、うす味を心がけるなどの工夫をしてみたところ、とても好評だったという。
避難生活の現場にある食のニーズの多様性を実感されたそうだ。
※写真の中で打ち合わせに使っているパッケージは、旧タイプのものです。