防災豆知識 & Topics
常に備えよう!ローリングストックとは?
過去日本で起きた大きな災害時に、避難先で食料配給が行われますが、おにぎりやパンといった炭水化物が多く、便秘や栄養失調といった体調不良に繋がりました。
また、被害が大きな地域しか報道されないため、支援物資が地域で偏り、食料がほとんど届かないなど「食に困る」ことが多く見受けられました。
もしもの時に食に困らないよう、ローリングストックをおすすめします!
普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
【メリット】
- 災害時等、食品を気軽に買いに行けない状況の時に、常に家の中に食べるものが備蓄されている状態になるため、安心感がある。
- いざ避難生活する際に食べ慣れた味の食品を持って行くことができるため、食に困ることがなくなる。
- アレルギーがある方は事前にアレルゲンフリーの食品を備蓄しておくことにより、避難生活中に食に困ることがなくなる。
- 多くの非常食は3~5年保存可能な食品が多いため頻繁に買い替える必要はない。
【注意点】
- 備蓄するためのスペースが必要。
- 価格が通常の食料より割高な物が多い。
- いつ購入したか、何を購入したのか、何年持つのかなど食品の管理が必要。
避難生活で必要な食料を想定して備えます。
献立はレパートリーを増やすことが非常時もっとも大切になります。非常時の唯一の楽しみが食事となりがちな非常時。献立が似たようなものになってしまったり、栄養価が偏ってしまうと、栄養失調・便秘・食欲不振など体調へ影響してしまいます。
健康で元気に非常時を乗り切るためにも、3~7日分の献立を考えながら備蓄します。
下記のカロリーと水分摂取量(成人)を目安として考えましょう。お子様の場合は下記の1/2~2/3程度で考えてください。
1日あたりのカロリー摂取量:1,460kcal
1日あたりの水分摂取量:4リットル(生命維持に最低3リットル必要)
★詳しくは防災豆知識&トピックスの避難生活で必要なエネルギーについてをご覧ください。
【選ぶポイント】
①管理しやすいように賞味期限年数を揃える。
当店で取り扱いの多い年数は「3年」や「5年」です。他には「7年」「10年」さらに保管条件によっては「25年」保存できる商品もございます。年数を合わせるのに何年にしたら良いか悩んだ際には、非常食の中には、保存水を使用して調理する商品もございますので、非常食と一緒に備蓄する「保存水」の年数に合わせると良いでしょう。
②食前の準備や食後の後片付けが容易かどうかを考える。
非常食のパッケージには、缶詰やアルミパウチなど様々。お子様がいらっしゃる家庭で備蓄する際には、開封時や後片付けの際に開封しやすいか、怪我しないかなどを考えながら選ぶ必要があります。また、食後に出るパッケージゴミがまとめやすいか等も考えながら検討すると有事の際に楽になります。
期限が近くなってきたら、一日、または一食分として非常食を消費していきます。実際に食べることにより、
味の好み・調理方法についての要望・献立についての要望・「こういう味欲しいかも?」・「こういうグッズあるといいな」など避難生活時のシミュレーションを行うことができます。
アレルギーがある方や、食に関して配慮しなければならない方などは特に行う必要があります。非常食には「アレルゲンフリー」「日本災害食認定」「ハラール認証」「ユニバーサルデザインフード」「スマイルケア食」など様々な認証商品がございますので併せてチェックしておきましょう。