火山噴火から身を守る

2014年に発生した御嶽山の噴火からはや1年がたちました。この噴火では63名もの尊い命が奪われました。そのほとんどは時速300kmにもおよぶ噴石の激突によるものです。

もし、自分が噴火に巻き込まれたらどうするか?

1、火口から出来るだけ離れる2、山小屋やトイレに逃げ込む3、岩陰や木陰に逃げ込む4、ザックなどで急所を保護することが有効です。

爆発から噴石が降り注ぐまでの約30秒間の行動が生死を分けます。日本人が陥りやすいといわれる正常性バイアスの危険性。たとえ周囲の人が写真やビデオカメラを構えていても惑わされず逃げる勇気が必要です。

食料備蓄はどれくらい?

企業や自治体、家庭での災害用備蓄として3日間分が推奨されています。その理由として、帰宅困難者の抑制。救援が来るまで生延びる。避難所等の過度な混乱を防ぐ。などが挙げられます。

1人1日水3リットル、クラッカーやパン1缶ずつ、アルファ米2~3食程度が目安です。お湯を沸かさずに食べられるものがよいです。3日分となると費用や備蓄スペースを多く必要としますが、出来る限り災害への備えをしておきましょう。

近助(きんじょ)の精神

災害対策として、自らで守る「自助」、近隣が助け合う「共助」、消防や警察など防災関係機関が助ける「公助」があります。阪神淡路大震災で生き埋めになった約35,000人のうち近隣住民が助けたのが約77%、防災関係機関が助けたのが約19%といわれています。亡くなった方の96%が地震発生後約14分以内に亡くなりました。つまり早く助けないと助からない。それが出来るのは近くにいる人だけなのです。

高齢化が進む社会では、ご近所さん同士が思いやり、助け合う「近助の精神」を心がけ、地域の行事ごとや防災、避難訓練等に積極的に参加しコミュニケーションすることが大切となってきます。

非常用持ち出し袋の中身

非常用持ち出し袋の中身には何を入れておくのがよいのでしょうか?

非常用持ち出し袋はその名のとおり、非常時にパッと持ち出せて避難行動に支障をきたさない程度の重さでなければなりません。

・一時的に寒さをしのぐためのもの(アルミシート、圧縮毛布、カイロ)

・救助が来てくれるまで生きるためのもの(保存水、乾パン、クラッカー)

・身動きが取れなくなったときに自分の居場所を知らせるもの(救助笛、サイレン、防犯ブザー)

・体を拭くもの(タオル、ウェットティッシュ)

・暗闇を照らすもの(懐中電灯、LEDライト、発光ライト)

・情報を得るためのもの(手回しラジオ、電池式ラジオ)

・瓦礫などを除去するもの(軍手、万能ナイフ、ゴミ袋)

・持病のくすり

など、救助支援が来るまでや避難所が機能するまでの1日~2日程度生き延びる必要最低限の物資を入れ、いつでも持ち出せる場所に置いておくのが効果的です。

阪神大震災から20年

阪神淡路大震災から今年でちょうど20年となります。この震災が災害ボランティアや建築物の耐震性強化など、日本人の防災意識が高まったきっかけと言われています。

先日、地元の自主防災組織のリーダー研修会に参加し討議した中で、防災リーダーが抱える問題点として「住民の防災意識の低さ」が挙げられました。阪神淡路大震災のような断層型の直下地震は日本全国どこにでも起こりうるのです。過去の犠牲と教訓から我々が出来ることは何か?もう一度考え直す年ではないでしょうか。